サイクロプス(モンスター) - ファイナルファンタジー3 ゲーム内用語の小ネタ
作中での位置付け
ドーガの洞窟でのみ出現する。一つ目の巨人の姿で描かれている。
FF3ではキュクロプスの上位種として登場している。
由来になっている事柄
◎サイクロプス(Cyclops)
ギリシア神話に登場する一つ目の巨人キュクロープスを、英語風に読んだもの。
◎キュクロープス
ギリシア神話に登場する卓越した鍛冶技術を持つ単眼の巨人であり、下級神である一族である。あるいは、これを下敷き及びベースとして後世に誕生した伝説の生物をも指す。
天空神ウーラノスと大地母神ガイアの息子たちで、アルゲース(英語版) 、ステロペース(英語版)、ブロンテース(英語版)の3兄弟から構成される。いずれも雷に関連する名前であり、雷の精だったのではないかといわれる。
彼らは父神に嫌われ、兄弟族のヘカトンケイル族とともに奈落タルタロスへ落とされた。弟族のティーターン神の1人クロノスが政権を握ったあとも、久しく拘禁されたままであった。しかし、ティーターノマキアーの時、ゼウスらによって解放される。キュクロプス達はその礼として、ゼウスには雷霆を、ポセイドーンには三叉の銛を、ハーデースには隠れ兜を造った。
以後はヘーパイストスのもとで鍛冶業を続けたといわれる。その一方で、息子アスクレーピオスをゼウスの稲妻で失ったアポローンの八つ当たりを食らい、虐殺されたという悲劇的な異伝もある。
ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』の第9歌に登場するキュクロープス族は、上述の高次元的存在としてのキュクロープスとは大きく異なり、旅人を食らうただ粗暴なだけの怪物である。ポセイドーン神を父に持つポリュペーモスも含めて、そうであった。