Final Fantasy 3/ファイナルファンタジー 3 攻略

フンババ(モンスター) - ファイナルファンタジー3 ゲーム内用語の小ネタ


ゲーム内用語の小ネタトップへ戻る





作中での位置付け

ドーガの洞窟でのみ出現する。一つ目の巨人の姿で描かれている。

FF3ではカトブレパスの上位種として登場している。


他作品での登場

FF6
かつて封印されていたが、世界崩壊後に開放されてしまった怪物として登場する。

モブリズの村を襲ってくるボスモンスターで、最大4回戦うことになる。

2回目の戦闘で撃退する際は魔石フェンリルを落としていく。


由来になっている事柄

フンババ(Humbaba)
メソポタミア神話の『ギルガメシュ叙事詩』に登場する怪物。

太陽神ウトゥにより育てられた巨人 (伝説の生物)で、「恐怖」とあだ名される。フンババはエンリルによって神々の住まうレバノン杉の森の番人を任されていた。すなわち「エンリルはフンババに人間たちにとっての恐怖としての役割を与えた」。

フンババの顔はライオンである。その他以下のように描写されている。「彼が誰かに目を向けたとき、それは死を意味する」、「フンババの咆哮は洪水であり、彼の口は死を意味し、吐息はまさに火炎である! 何者かが森に踏み入ったとすれば、彼は100リーグ離れた場所からどんな森のざわめきも聞き分ける!」。残っている彫像の多くでは、彼の顔はちょうど動物の腸のように一本の管をぐにゃぐにゃと丸めたような形で表現され、見るものに不吉な印象を与える 。

ゲオルク・ブルクハルト(Georg Burckhardt)の訳ではギルガメッシュはフンババを「ライオンの前足をもち、体はとげのようなうろこで覆われ、後ろ足にはハゲタカの爪を持ち、頭には野牛の角が生えている。さらには尾と男根の先端が蛇になっている」と描写している。

フンババはギルガメシュ叙事詩の粘土板2にて初めて言及される。ギルガメシュとエンキドゥが初めての戦いの後に親友になると、フンババを殺すためにレバノン杉の森を目指して出発し、7つの山脈を越える。ギルガメシュはエンキドゥに語っている。「人が死を免れない存在であるというのならば、私は名声を得るために山々へと入りたい」。いざフンババと対峙したギルガメシュは妹たち差し出すからという提案でフンババをだまして、彼の7つの「輝き」を脱ぎ捨てさせる。フンババが油断したところを見計らい、ギルガメシュはフンババをぶん殴り、その怪物を捕らえた。フンババはギルガメシュに慈悲を請う。しかしエンキドゥはフンババを殺すようにとギルガメシュを説得する。最後の足掻きとフンババが逃亡を試みるが、エンキドゥによって、あるいはバリエーションによっては2人によってフンババの首が切り落とされた。彼の首は皮の袋に入れられ、フンババを森の番人に任命したエンリルに届けられた。




ゲーム内用語の小ネタトップへ戻る


ページの先頭へ
メニューへ