ミノタウロス(モンスター) - ファイナルファンタジー3 ゲーム内用語の小ネタ
作中での位置付け
古代の民の迷宮周辺でのみ出現する。牛頭人身の姿で描かれている。
他作品での登場
◎FF1
アースの洞窟深部やクレセントレイクの町周辺など出現場所が多い牛頭人身のモンスター。
◎FF5
フォークタワー・力の塔のボスとなって登場する。倒すことでホーリーが開放される。
ピラミッドには、弟とされるセクメトが登場する。
由来になっている事柄
◎ミーノータウロス(Minotaur)
ギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物。クレータ島のミーノース王の妻パーシパエーの子。長母音を省略してミノタウロスとも表記される。
神話によるとミーノース王は、後で生贄に捧げるという約束で、ポセイドーンから美しい白い雄牛(一説では黄金)を得る。しかし、雄牛の美しさに夢中になった王は、ポセイドーンとの約束を違え、別の雄牛を生け贄として捧げ、白い雄牛は自分の物にしてしまう。これに激怒したポセイドーンはミーノース王の后・パーシパエーに呪いをかけ、后が白い雄牛に性的な欲望を抱くように仕向ける。悩んだパーシパエーは名工のダイダロスに命じ、密かに雌牛の模型を作らせる。そして彼女は自ら模型の中へと入って雄牛に接近し、思いを遂げた。結果、パーシパエーは牛の頭をした子供・ミーノータウロスを産むこととなった。
星、雷光を意味するアステリオス(Asterios)と名づけられるが、「ミーノース王の牛」を意味するミーノータウロスと呼ばれる。
ミーノータウロスは成長するにしたがい乱暴になり、手におえなくなる。ミーノース王はダイダロスに命じて迷宮(ラビュリントス)を建造し、そこに彼を閉じ込めた。そして、ミーノータウロスの食料としてアテーナイから9年毎に7人の少年、7人の少女を送らせることとした。アテーナイの英雄テーセウスは3度目の生け贄として自ら志願し、ラビュリントスに侵入してミーノータウロスを倒した。脱出不可能と言われたラビュリントスだが、ミーノース王の娘・アリアドネーからもらった糸玉を使うことで脱出できた。