アケローン(モンスター) - ファイナルファンタジー3 ゲーム内用語の小ネタ
作中での位置付け
禁断の地エウレカに出現するティターンと同型の巨人のモンスター。
他作品での登場
◎FF5
次元の狭間の洞窟エリアに出現する、カトブレパス(一つ目の牛)と同型のモンスター。
由来になっている事柄
◎アケローン川
ギリシア北西部のイピロス地方を流れる川。アケローンは「嘆きの川」「苦悩の川」と訳すことができ、古代ギリシア神話ではカローンが死者の魂を冥界ハーデースへと渡す、地下世界の川ステュクスの支流と信じられた。
アケローンは時として、ハーデース自体を指すものとして使われる。
◎カローン
ギリシア神話に登場する神に準ずる存在で、冥界の河ステュクス(憎悪)あるいはその支流アケローン川(悲嘆)の渡し守。エレボス(闇)とニュクス(夜)の息子。日本語では長母音を省略してカロンとも呼ばれる。
櫂を持ち襤褸を着た光る眼を持つ長い髭の無愛想な老人で、死者の霊を獣皮を縫い合わせた小舟で彼岸へと運んでいる。渡し賃は1オボロスとされ、古代ギリシアでは死者の口の中に1オボロス銅貨を含ませて弔う習慣があった。1オボロスを持っていない死者は後回しにされ、200年の間その周りをさまよってからようやく渡ることができたという。